腸で作られるセロトニンが相関関係にある脳で不足してしまい、結果的にうつ病やＡＤＨＤ、認知症における神経症状などを発症してしまうというぼやっとした腸脳相関について書かれている記事などを見ると、腸でセロトニンは作られるけど、それがどうやって脳に行くの？と考えてしまいます。そういう記事は、食事の重要性を謳っており、一般的に脳のセロトニンは原料であるアミノ酸をタンパク質から消化吸収して、血管を通じて脳まで原料を運び、食事由来のビタミンやミネラルの助けをかりてセロトニンまで変換して脳でのセロトニン量が増えると思います。迷走神経を通じて腸管から脳にセロトニンが移行するのでしょうか。それとも迷走神経を介して腸から脳へ何かが起こり、脳でのセロトニンなど神経伝達物質分泌量が増えるのかもしれません。どちらにしても、アミノ酸とビタミンとミネラルが入ったものを食べることがメンタルヘルス的な養生法だと思います。カタカナで書いてあるからって、難しい食事ではありません。いつもお伝えしているお米を主軸とした和食を食べましょう。アミノ酸はタンパク質ですのでお米と味噌と少しの肉や魚で十分摂取可能です。ビタミンミネラルはＪＡで購入した地場の野菜を食べましょう。かつお出汁だとミネラルが少なくて心配な方は煮干しで出汁を取りましょう。それ以外にも砂糖などによる血糖値の不安定には食物繊維が必要ですが、これも野菜を食べていれば解決できます。ハンバーガーとポテトではなく、米とみそ汁が腸と脳を健康に保ちます。これらを食べてもしんどくて消化能力が低く栄養を吸収できない場合はキヨーレオピンを、仕事を休めない場合には抗うつ剤を身体を少しでも楽にしたい場合は漢方薬などを選びましょう。毎日お米を食べましょう。