このシリーズの最初の方で、「意識が甘い」と書いちゃったので、それでは「いったいどれくらいの時間勉強すればいいのか」をお伝えしましょう。これは某私立高校で実際に時間と合・不合を調査したものに基づいています。分りやすく言うと、学年+1時間、つまり1年生で2時間、2年生で3時間、3年生で4時間。これが最低ラインだそうです。因みにスーパー進学校の校長談話では「東大に入りたければ一日1２時間」とのこと。この12時間に学校で勉強時間は含まれていません。
　1・2年生では国公立狙いの生徒以外では、まだ気分が盛り上がっていないでしょうから、2～3時間で妥当なのかもしれません。3年生で4時間はちょっと少ないように思います。よく生徒に言うのですが、「勉強は机に座ってするだけじゃないよ。トイレ、風呂、電車の中、どこだって何かできるじゃん。その時間も勉強時間に入れていいんだ。それなら6時間くらいなんとかなるでしょ？」ただし、文系にくらべれば理系志望の生徒は、机が必要かもしれません。
　いずれにせよ、やると決めたら必死にやるのです。本気の受験勉強なんて平均的には10ヶ月位なものです。たったそれだけの期間なら全てを犠牲にしても何も損はないでしょう。もし、へこたれそうならここへ来るといいでしょう。お尻をたたいて差し上げます。（もちろん比喩的な意味です）