当教室は、希望される方はコンクールにも参加していただいています。毎年、何人かいらっしゃいますが、コンクールに向けて今までにない練習をし続け得る力は他には代え難いものがあるので、受ける意義は大いにあると思います。受験で練習する時間がなくなってもコンクールを受けた生徒さんたちは、続けてくれていますし、中学に入ってからは、自ら練習し、譜面を読む力がついていて、練習方法も身についているのでレッスンもお互い楽しく進めます。

ただコンクールの意義を間違えて捉えてしまうと苦しく辛いものでしかなくなってしまいます。

コンクールは、私はその時だけのものではなくその後に続く力となるものを身につけるために、うまく利用するものと考えています。

審査員によって評価は、同じ演奏でも変わるので、評価で一喜一憂しない、結果よりもそこまで努力してきたことの過程を大切にする、また、一回で終わらせない、何度か受け続けていくことで精神的にも強くなり、同時に目標から逆算して仕上げていく方法が身につきます。結果だけを目標とすることは、お子さんを追い詰めるだけになります。

普段の練習、レッスンとは格段の差の大変さを味わうことで見えなかった能力を伸ばすことが出来ます。でも楽ではありません。

ピアノソロのコンクール、連弾のコンクール、うたのコンクール、さまざまあります。

予選通過しなかったときの挫折も、味わって精神的に強くなっていく生徒さんは社会に出ても最強です。